3つ数えて目をつぶれ

映画と本の感想のみを綴ります。

諸々

2023年ベスト本

2023年は私にしては新刊を割と読んだ年だった。映画鑑賞本数が減った分新刊本に時間と予算を割くようになったということか。

1.『アロエ』キャサリン・マンフィールド著、宗洋訳
日本初翻訳だそうでありがたい。100年以上前の作品にこんなに子供の頃の感覚を呼び覚まされるとは。

2.『水車小屋のネネ』津村記久子著
他人と生きることへの希望が感じられる。

3.『本屋で待つ』佐藤友則、島田潤一郎著
待つとはそういう意味だったかと、その力に震えた。

これもまた他人(という名の家族)と生きることへの希望を感じさせる。感性の切れの良さと率直さ。

5.『潜水鐘に乗って』ルーシー・ウッド著、木下淳子訳
美しくてユーモラスで寂しい。

6.『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』ペ・スア著、齋藤真理子訳
遠くに連れていかれる、かつ円環を感じさせる作品。

7.『破果』ク・ビョンモ著、小山内園子訳
おばあちゃんハードボイルド。ただし慈愛はない。

8.『頬に哀しみを刻め』S・A・コスビー著、加賀山卓朗訳
落とし前のつかないことに落とし前をつけるには。

9.ルクレツィアの肖像』マギー・オファーレル著、小竹由美子訳
彼らの知らない彼女のこと。

10.『メグレと若い女の死』ジョルジュ・シムノン著、平岡敦訳
新訳実にありがたい。これもまた、彼らの知らなかった彼女の物語。

アロエ
キャサリン・マンスフィールド
春風社
2023-09-28


水車小屋のネネ
津村 記久子
毎日新聞出版
2023-03-02


本屋で待つ
佐藤友則
夏葉社
2022-12-25


ちょっと踊ったりすぐにかけだす
古賀及子
素粒社
2023-02-27


潜水鐘に乗って
ルーシー・ウッド
東京創元社
2023-12-18



破果
ク ビョンモ
岩波書店
2023-02-22


頰に哀しみを刻め (ハーパーBOOKS)
S・A コスビー
ハーパーコリンズ・ジャパン
2023-02-16





ルクレツィアの肖像 (新潮クレスト・ブックス)
マギー・オファーレル
新潮社
2023-06-29




2023年ベスト映画

新作旧作、国内外ひっくるめてのベスト10。新作映画見逃しても焦らなくなりました。

ある男女のうつろいが香港という土地の変遷と重なっていく編集が見事なミステリ。

映画はなぁ!こういうのでいいんだよ!

帰れない、の意味とその結末が胸に刺さる。原作をよりブラッシュアップした感じ。

愛v.s世間。ファスビンダーおそるべし。

技法の凄まじさに圧倒されるストップモーションアニメ。

「じゃない方」西部劇。勇猛果敢でなくてもいいじゃない。

日本の状況を鑑みつつ。

熊とは何か。映画を撮るとは何か。ブーメランも辞さないパナヒ監督の覚悟を見た。

鈴木亮平の底力。好き嫌いは別として本当にいい俳優なんだな。

ファンアイテムでありつつ、物語を生み出す・欲望することの業と希望に切り込んでいたと思う。

シャドウプレイ【完全版】 [Blu-ray]
ジン・ボーラン
アメイジングD.C.
2023-12-06


帰れない山 [DVD]
ルカ・マリネッリ,アレッサンドロ・ボルギ,フィリッポ・ティーミ,エレナ・リエッティ
Happinet
2023-11-08


帰れない山 (新潮クレスト・ブックス)
コニェッティ,パオロ
新潮社
2018-10-31


不安は魂を食いつくす DVD [DVD]
イルム・ヘルマン
TCエンタテインメント
2024-02-09


オオカミの家 初回生産限定豪華版 [Blu-ray]
ライナー・クラウゼ
TCエンタテインメント
2024-04-12



シー・セッド その名を暴け
ジェニファー・イーリー
2023-12-12






エゴイスト 通常版DVD
宮沢氷⿂
ライツキューブ
2023-08-25







2022年ベスト映画

 映画祭や特集上映にはめっきり行かなくなったし、無理して何本も見なくてもいいやと肩の力が抜けた年だった。加齢で体力的にしんどくなったという面が大きいが。

1位がいきなり旧作なのだが強烈だったので。反復とその臨界点からくる凄み。

構成・編集の上手さ、何を見せ何を伏せるかという判断の的確さが際立っていた。アマルリックは監督としても大変有能。

本作もまた構成・編集が上手い。演出がストイックな作品。

モノクロの映像が美しく、温かみを感じてくる。

本作もモノクロだが、カラーとの使い分けに技があった。

実は全くほのぼのしていない。

環境音が雄弁。

エンターテイメント作品として滅茶滅茶盛り上がった。

すごく現代的で身近に感じた。

人生悔みたくない、いや悔む必要ないのかも。


秘密の森の、その向こう [Blu-ray]
ステファン・ヴァルペンヌ
TCエンタテインメント
2023-03-03


カモン カモン[Blu-Ray]
ジャブーキー・ヤング=ホワイト
Happinet
2022-11-02


ベルファスト [Blu-ray]
ジュディ・デンチ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2023-03-08


さかなのこ 特装限定版Blu-ray
バンダイナムコフィルムワークス
2023-02-24


神々の山嶺 (国内盤)
アミン・ブハファ
Rambling RECORDS
2022-07-08


スワンソング [Blu-Ray]
ウド・キアー,ジェニファー・クーリッジ,リンダ・エヴァンス
Happinet
2023-02-22



2022年ベスト本

 読書って本当に面白い・楽しい・奥が深いと改めて実感することが多い1年だった。もっと読みたいです。

1.『あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集』ジーン・リース著、西崎憲編、安藤しを他訳
 こんな作家がいたのか!という発見(と思い込んでいたら過去に1編だけアンソロジーで読んだことあったね…)。はみ出し者たちを描くタッチはクールで痛々しいがカラッとしている。

2.『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』ヴァージニア・ウルフ著、西崎憲編訳
 今年はようやくウルフの面白さに目覚めてしまった。本著はウルフ入門者にも読みやすくイメージが大変美しい短篇集。

3.『プロジェクト・ヘイル・メアリー(上下)』アンディ・ウィアー著、小野田和子訳
 よい!よい!人類の英知と良心を信じたくなる傑作エンターテイメント。

4.『戦争は女の顔をしていない』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著、三浦みどり訳
 一方こちらは人間の行いの愚かさに俯いてしまいますね。しんどいが読んでおくべきだった。

5.『夏のヴィラ』ペク・スリン訳、カン・アンファ著
 美しく時に無情な瞬間の描き方が胸を打つ。

6.『イリノイ遠景近景藤本和子著
 独自の文体、語りを持つことの強さを目の当たりにした。著者の目と耳の良さが文体にそのまま反映されているのでは。

7.『ミン・スーが犯した幾千もの罪』トム・リン著、鈴木美朋訳
 本作もまた語りの上手さが魅力。神話的な奥行を感じる。

8.『すべての月、すべての年』ルシア・ベルリン著、岸本佐知子訳
 すごいぞルシア・ベルリン。なぜこんなに悲しいのにユーモラスなんだ。

 わかりやすさに寄りかからない為に。

10.『パープル・ハイビスカス』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著、くぼたのぞみ訳
 私は「お父さん/お母さんが色々アレで大変」な物語を結構見るのだが今年は本作がNo.1でしたね。



プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
アンディ ウィアー
早川書房
2021-12-16


プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
アンディ ウィアー
早川書房
2021-12-16


戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)
スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ
岩波書店
2020-02-27


夏のヴィラ (韓国女性文学シリーズ)
ペク・スリン
書肆侃侃房
2022-04-01


イリノイ遠景近景 (ちくま文庫 ふ-54-2)
藤本 和子
筑摩書房
2022-09-12




まとまらない言葉を生きる
荒井裕樹
柏書房
2021-05-13


パープル・ハイビスカス
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
河出書房新社
2022-05-19


2021年ベスト本

今年は136タイトル(初めて数えた)読んだらしい。ここ数年、古典文学の面白さに目が開かれている。

今この時代だからこそ全日本国民必読の渾身の1作。

2.『エラリー・クイーン創作の秘密:往復書簡1947‐1950年』ジョゼフ・グッドリッチ編、飯城勇三訳
共作はつらいよ。ダネイとリーの地獄が垣間見える貴重な一冊。

3.『ダロウェイ夫人』ウルフ著、土屋政雄訳
古典文学こんなに面白いとは!その1。

古典文学こんなに面白いとは!その2。

5.『ミドルマーチ4』エリオット著、廣野由美子訳
古典文学こんなに面白いとは!その3。

6.『パワー・オブ・ザ・ドッグ』トーマス・サヴェジ著、波多野理彩子訳
映画化作品と合わせて読みたい。時代が先取りされていた。

読書に何ができるのか。その限界を含めて胸を打たれた。

8.『氷柱の声』くどうれいん著
体験、言葉、表現への誠実さ。

埋もれがちな人々の生活、そして今でも変わらない部分の辛さにため息が出る。

10.『幸いなるハリー』イーディス・パールマン著、古屋美登里訳
幸福でも不幸でもなく。


2020年ベスト本

今年は在宅する時間が増え、映画館に行けない時期もあったので、自然と読書量が増えた。がっつりした読書が増えた年だった気がする。

1.『おれの眼を撃った男は死んだ』シャネル・ベンツ著、高山真由美訳
今年ぶっちぎりで文章スタイルがかっこよかったと同時にアメリカの、のみならずこの世の苦しみをかみしめた一冊。

2.『ラスト・ストーリーズ』ウィリアム・トレヴァー著、栩木伸明訳
正に匠の技。珠玉の遺作集。読む人によって様々な解釈ができる奥深さと小説としての仕掛けの巧みさ。

3.『掃除婦のための手引書』ルシア・ベルリン著、岸本佐知子訳
評判になったのも納得だしこういう作品が評判になる・売れるという所に希望を感じる。生きる苦しみとユーモアが表裏一体になっている。

4.『コックファイター』チャールズ・ウィルフォード著、齋藤浩太訳
ありがとう加瀬亮…(訳者あとがきをご一読ください)。

5.『蜜のように甘く』イーディス・パールマン著、古屋美登里訳
渋い。年齢を重ねることについて考えましたね。

6.『マーダーボット・ダイアリー(上、下)』マーサ・ウェルズ著、中原尚哉訳
今年読んだSF小説の中で一番面白かった。翻訳の勝利でもあると思う。あの一人称はなかなか思いつかないのでは。

子供の問題、親の問題、どちらも個人の人格・尊厳の問題になっていく。

伊藤野枝の生き方が自分本位で最高すぎるし文章にグルーヴ感がありすぎる。

日本の現代SF小説はここまで攻めてきているのか!と唸った。ただ女性登場人物の描写はいまだにこれ?って部分はあるが。皆少女が好きすぎるね。

10.『ローンガール・ハードボイルド』コートニー・サマーズ著、高山真由美訳
少女の戦いを描いたハードボイルドとして秀逸、かつあまりに過酷な「今」の手応えがある。

おれの眼を撃った男は死んだ
シャネル・ベンツ
東京創元社
2020-05-20


ラスト・ストーリーズ
トレヴァー,ウィリアム
国書刊行会
2020-08-09



コックファイター (海外文庫)
チャールズ・ウィルフォード
扶桑社
2020-04-30



蜜のように甘く
イーディス・パールマン
亜紀書房
2020-07-31


マーダーボット・ダイアリー 上 (創元SF文庫)
マーサ・ウェルズ
東京創元社
2019-12-11

マーダーボット・ダイアリー 下 (創元SF文庫)
マーサ・ウェルズ
東京創元社
2019-12-11


おやときどきこども
鳥羽和久
ナナロク社
2020-06-20



なめらかな世界と、その敵
伴名 練
早川書房
2019-08-20




2020年ベスト映画

新型コロナ感染拡大に伴い、世の中では新作映画の封切が順延に順延を重ね、個人的にも映画鑑賞がぐっと減った1年だった。配信でも鑑賞してみたけど、私にとっての「映画」はやっぱり映画館で見るやつなんだよね…。集中力がないので自宅だと1本連続して見通せないという性格の難点も痛感した。

こういうのが私にとっての映画体験なんだなと。光と影にしびれる。映画という体験に飢えに飢えた状況で鑑賞したので更にインパクトあった。

休憩込みでおおよそ9時間という一大映画体験。事実がフィクションより段違いで怖い。正直こういうのこそ配信した方がいい(映画館上映だと物理的に鑑賞できる人が限られすぎるからね…)と思うんだけど映画館でないと見通せなかったかもとも。

全てのショットが完成度高く美しい。映画における女性の人生の描き方がまた一歩前進した感あり。

こちらは男と男の絆とバチバチ。こういうふうにしか生きられない人の姿としても突き刺さる。

これもまたこういうふうにしか生きられなかった人の話でもある。才能と幸福が比例しない。

何を撮っても黒沢清。

邦画における女性映画の新機軸。愛より自由だ。

夢の中へ夢の中へ(行ってみたいとは思えないが)。

ダサ邦題かと思ったら意外と的を得ていたというイレギュラーパターン。

今年一番泣いた。


ドキュメンタリー作家 王兵
ポット出版プラス
2020-04-04


水の中のつぼみ [DVD]
ルイーズ・ブラシェール
ポニーキャニオン
2009-02-04


フォードvsフェラーリ [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
トレイシー・レッツ
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2020-12-02



スパイの妻 (講談社文庫)
行成薫
講談社
2020-05-15


おらおらでひとりいぐも (河出文庫)
若竹千佐子
河出書房新社
2020-06-26


ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) [Blu-ray]
ルイ・ガレル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2020-10-14


ジュディ 虹の彼方に [Blu-ray]
マイケル・ガンボン
ギャガ
2020-09-02


『2019年ベスト本』

 昨年は読書量も減った。というより自分の中で「読書」にカウントされない読書(ビジネス書とかね)をしないとならなかったりして辛かったんだよな…。でも読書会に参加することで面白い本をお勧めしてもらえるようになったのは良かった。

韓国小説の面白さに目覚めた1年だった。群像劇である本作は様々な人たちの人生の側面が切り取られ「今」が浮かび上がる。

これもまた群像劇(現代の多様性を表現するのには群像劇は都合がいいのかな)。「人類の英知」の限界に対する諦念を感じる。

私もおばちゃんに来てほしいし誰かにとってのおばちゃんになりたい。

異なる文化の間で生きるしんどさ、女性として生きるしんどさが突き刺さる。

特に軍人として訓練されたわけでもない「普通」の人たちがいかにホロコーストに加担したのか。倫理も善意も「慣れ」に負ける。

この瞬間、この角度から切るか!という職人の技。

文章の美しい人たちの共同作業は良いものですね…。自分にとって馴染み深い名前がぽろぽろ出てくるのもうれしかった。

働くとは奇妙なことなのだと思う。

マンソン・ファミリーの一員だった著者による手記。よくぞサバイブされた…と唸ってしまう。客観的になぜ自分を含む女性たちがあの集団にはまってしまったのか分析されている。

評判の戦争小説をようやく読んだ。軽妙で悲惨。評判通り面白い。

『2019年ベスト映画』

 今年は(多分)めっきり鑑賞本数が減った。現実が襲ってきて辛い…。そんな中勇気づけてくれた映画ベスト10。

愛から始まり仁義に終わる男と女。現代中国の世相の移り変わりを背景としたメロドラマ。

子供と青年が喪失の悲しみとどのように向き合い受容していくのか。珠玉の1作。

家族の物語であり、現代の労働の姿を描いた作品でもある。そもそも2つは地続きなのだ。

これもまた労働の話でもある。ささやかな幸せとその儚さ。

それは堂々と「怒っていい」ことだった!と気付く瞬間が鮮やか。夫との関係の描写もとてもよかった。

日本のマスコミ関係者の皆様はぜひご覧になって…。

悪い奴ほどよく眠る。

エルトン・ジョンのファンというわけではないが音楽映画として素晴らしかった。

デザインが素晴らしいアニメーション。寒さは人類の敵…

フランスの看護学校を舞台に、看護師の卵たちを追うドキュメンタリー。

『2018年ベスト映画』

事実を元にした、実際にあった事件を背景にしたフィクション映画が妙に多い年だった気がする。今年も良く見ました。

1人で戦いに赴くビリー・ジーンの姿、そして試合後の姿が目に焼き付く。彼女の闘いは今に繋がっているのだ。また、ビリー・ジーンとマリリンがドライブしているシーンでの恋愛の高揚感が素晴らしかった。

「報道の自由を守る方法は一つ、報道し続けることだ」という言葉が刺さる。正に今年見るべき映画。スピルバーグ監督による王道の「面白娯楽映画」でもある。

トーニャと彼女を巡る人々の話は「藪の中」だが彼女の語りに引き込まれた。編集が見事。フィギュアスケートという競技のいびつさを垣間見た感もある。

とっちらかっている、というか登場人物の向かう方向が各々バラバラなのにまとまりがよい脚本の力。人間のいびつさと一様でなさが強烈だった。俳優が皆素晴らしい。

ジェレミー・レナーが名優だということを皆忘れないで・・・!アベンジャーズのあまり出てこない人というだけじゃないの!涙はおろか血まで凍りつきそうな極寒の僻地ノワール。地域性と一体になったミステリという部分が面白く、かつやりきれない。

こんなに恐ろしい恋愛映画あります・・・?何から何まで不穏。朝子のある種の正直さも、「世間」のルールを揺るがすという意味では不穏なのだ。すばらしい。tofubeatsによる音楽も良かった。

こちらもまた恋愛映画と言えるだろうが、よりプライベートな、恋愛という枠に嵌まりきらないものを描いているように思う。自分の宝物としてそっとしまっておきたくなる作品。

美しい恋愛映画だが私の中では夏休み映画としての側面が強い。この夏だからこそのキラキラ感と高揚感であり、来年の夏には再現できないし夏が終わればこの関係も終わるのだ。

男女の友情は普通に成立するよとさらっと見せている所がいいし、恋人との関係もそれぞれ独立しておりフェアな描写がよかった。経済的にも家庭環境も恵まれているとは言えないパティだが、自己肯定感がちゃんとあると思う。

爽やかでいい青春映画だった。心が洗われる・・・。レオナルドが自身のセクシャリティに気付いていく部分が面白かった。そこも含めての成長物語。ガブリエルが自分の不注意な言動にすぐ気付いて謝るところもいい。

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