3つ数えて目をつぶれ

映画と本の感想のみを綴ります。特に映画。ご連絡はhoto5now★yahoo.co.jp(お手数ですが★を@に変えてください)まで。

本・題名ま行

『ミドルマーチ4』

ジョージ・エリオット著、廣野由美子訳
 銀行家バルストロードの暗い過去がミドルマーチの住民たちに知れ渡ってしまう。借金に苦しみバルストロードから援助を受けた医者リドゲイドにも、バルストロードに加担したのでは疑いの目が向けられる。リドゲイドの妻ロザモンドは経済難にも世間からの目にも耐えきれず、ロンドンから戻ったウィルに再び心惹かれる。しかしウィルは依然としてドロシアを愛していた。世間からいわれのない非難を受けるリドゲイドを心配したドロシアは、彼への援助を申し出る。
 ミドルマーチというさほど大きくない町で繰り広げられる群像劇、完結編。この作品、登場人物が金銭トラブルの只中にいるというシチュエーションがやたらと多く、金策を考えなくてはならないって本当に嫌なことだよね!と時代を越えてしみじみ哀しくなってしまった。お金さえあれば家族とも友人とも恋人とももめなくて済んだのに…という事態は実際に多いと思う。お金で解決できることって何だかんだ言って多いんだよなと。愛による苦しみよりお金(のなさ)による苦しみの方が全然大きいような…。また登場人物たちを苦しめるもう一つのものは、世間の評判というものだ。第74章の冒頭で世間での評判とそれをあれこれ言う人たちについて、非常に辛辣な記述がある。あれこれ言う人たちは良かれと思って(良かれと思い込みたくて)言っている、「つまり、そういう衝動とは、熱烈な慈悲心からよかれと思って、隣人を不幸にすることだと言ってよいだろう」。人間の世はいつまでたっても変わらないな…。そういう声に振り回されるのをやめると、ドロシアやウィルのように自分の人生を多少歩みやすくなるのだろう。当時は現代よりも「世間」(本作を読んでいると信仰も得てして「世間」的だ)が強かったろうし、なかなかそうは思えないのが辛い所なのだろうが。
 人間の器の小ささや意固地さ、ちょっとした嫉妬や見得を示す心理・行動の描写がこと細かで、なかなかに辛辣だがユーモラス。どの登場人物もあまりお近づきにはなりたくないが、心底嫌いにはなれない。ラストは大団円と言ってもいいのでは。

ミドルマーチ4 (光文社古典新訳文庫 Aエ 1-5)
ジョージ・エリオット
光文社
2021-03-10


サイラス・マーナー (光文社古典新訳文庫)
ジョージ・エリオット
光文社
2020-02-28


『ミラクル・クリーク』

アンジー・キム著、服部京子訳
 バージニア州郊外の町ミラクル・クリークで放火事件が起きた。火災が起きたのは酸素治療施設「ミラクル・サブマリン」。焼死した少年の母親が逮捕され、1年後、裁判が始まる。ミラクル・サブマリンを利用していたのは生涯や難病を抱える子供たちとその親たちだった。彼らの間で何があったのか。
 被告側弁護人と検察官とがやりあう法廷劇のパート、事件が起きるまでの関係者たちの過去、裁判中の関係者たちの現在が交互に進行していく。登場人物それぞれの視点で描かれるのだが、誰もが何か隠し事をし、嘘をついている。ではなぜ隠したのか、その嘘は何の為なのかという部分が謎の核心になっていく。それぞれの視点が他の人の視点の死角を補完していきパズルのように面が広がっていく、ミステリとしての組み立て方が上手い。「誰が」「なぜ」の双方がどんどん接近していき、ぐいぐい読ませる。こういう時って往々にしてこういうことをしていまうのでは、という人間の弱さ・狡さに対する説得力があるのだ。誰かがもう少し勇気があれば、正直であれば、事件は起きなかったのではとも思え、そこがやりきれない。
 ミラクル・サブマリンを運営するのは韓国系移民の一家だが、アジア系移民に対する偏見や風当たりの強さがきつい。あからさまな悪意よりも、善意のつもりで偏見に満ちた発言をするという無自覚ぶりが実にきつい。アメリカの自由でも平等でもない側面が描かれている。また自閉症や難病を抱えた子供の親の負担が心身ともに大きい様、特に精神的な追い詰められ方が刺さってくる。個人としての自由、楽しみを感じることに罪悪感がつきまとうというのがしんどい。


パチンコ 上 (文春e-book)
ミン・ジン・リー
文藝春秋
2020-07-30


『マイ・シスター、シリアルキラー』

オインカン・ブレイスウェイト著、粟飯原文子訳
 看護師のコレデに妹のアヨオラから連絡が入る。ねえコレデ、殺しちゃった。美しく快活で誰からも好かれる妹は、付き合っている男性を次々と殺してしまう。几帳面でしっかり者のコレデは、そのたびに犯行の隠蔽に奔走するのだ。昏睡状態の患者に秘密を打ち明けるのが息抜きになっていたが、警察の捜査の手が迫ってきた。更にコレデが好意を寄せている医者のタデがアヨオラに惚れてしまう。
 コンパクトさが魅力(ポケミスとしては異例の物理的薄さだ)で読みやすい。ナイジェリアの都市ラゴスを舞台にしている所が日本で読まれる翻訳ミステリとしては珍しいかもしれない。とは言え地域性はそれほど感じない。本作でおそらくローカルなものとして描かれている父系社会と父親の独裁状態は、日本でも珍しくないものだからだ。題名にはシリアルキラーとあるが、問題はなぜシリアルキラーにならなければならなかったのか、かつそんな妹であってもコレデはアヨオラを助け続けるを得ないという所にある。更に普遍性を感じるのは、コレデの「長女は辛いよ」体質。そんなに背負い込まなくてもいいし投げだしてもいいのにできない、私が何とかしなくてはと動いてしまう長女気質。そして母親は美しい妹ばかりを可愛がる。損な人生だが、そういう道をあえて選んでしまうという因果さにため息が出る。
 アヨオラは甘え上手で何でも人のせいにするのがこれまた上手い。姉妹や友人だったら周囲がとばっちりくいまくりなタイプだが、周囲はそうは見ないというところにルッキズムの強靭さを感じてため息が出る。とはいえ、美人はそういうものだろうと見られるからそう振舞わざるを得ない、というアヨオラの事情も多分あるのだろう。まあ姉妹だったら絶対腹立つけど…。

マイ・シスター、シリアルキラー (ハヤカワ・ミステリ 1963)
オインカン・ブレイスウェイト
早川書房
2021-01-07


『緑の髪のパオリーノ』

ジャンニ・ロダーリ著、内田洋子訳
 畑で働くピエトロの家に生まれたのは、緑色の髪の赤ん坊だった。その子は「サラダのパオリーノ」と呼ばれるようになり、髪の毛はやがて大きな木になっていった。本著の題名の元になった「パオリーノの木」を始め、ちょっと不思議でユーモラスばお話を集めた短編集。
 オチをつけようという意欲があまりない、目の前の子供に即興で語りかけるような語り口だ。私にとってのロダーリ作品は『チポリーノの冒険』なので、こういう作品も書く人だったのかと新鮮だった。最後、急にあなたはどう思います?と投げっぱなしにしたり、微妙に説教くさくなったりするところも「語り」っぽさがある。えっこういう終わらせ方しちゃうんだ…というかなりいい加減に見えるものもあるのだが、それも自由でいい。寓話的なものや、著者自らイソップっぽいと称しているいかにも童話的なものも多いが、「月の思い出」「空」のような作品の方が詩的で自分にははまった。「パオリーノの木」は童話寄りではあるが、イメージがとても詩的だと思う。そして猫!ロダーリは猫が好きなんだな~としみじみかみしめた。猫が登場する作品、特に猫主観の世界が見られる『しゃべる猫』『クリスマスツリーの陰で』はユーモラスで楽しい。一方、狐は常にずるがしこい悪者扱いなのは納得いかないなー(ヨーロッパ圏ではそういうイメージだということなんだろうけど、そういう所で型にはまらなくてもいいのよ…)。

緑の髪のパオリーノ (講談社文庫)
ジャンニ・ロダーリ
講談社
2020-11-13


猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)
ジャンニ ロダーリ
光文社
2006-09-07




『三つ編み』

レティシア・コロンバニ著、齋藤可津子訳
 インドに不可触民(ダリッド)として生まれたスミタは悲惨な境遇から抜け出すために娘を学校に通わせようとするが、社会のシステムの前に希望を断ち切られる。イタリアで父親が経営する毛髪加工工場で働くジュリアは、工場の経営危機に直面し、金の工面の為望まぬ結婚を迫られる。カナダで弁護士として順調なキャリアを積んでいるシングルマザーのサラは癌を告知された。3人の女性の人生がある一点で交錯する。
 髪の毛のリレーで3人の女性が、自分たちではそうとは知らずにつながっていく。彼女らは3人とも女性に課された抑圧から逃れ、自由を手にしようとする。スミタが生きるインドでは生まれた階層から移動することは容易ではない。女性ならなおさらだ。人生の選択肢が極端に少ない。それに比べるとジュリアやサラは自由と言えば自由。しかしジュリアもお金の為の結婚を期待されるし、人生勝ち組のように見えたサラも、その勝ち組になるには絶対に弱みは見せられないし負けられない、男性よりも失敗が許されないという理不尽な社会の壁にぶち当たる。彼女たちがその社会の枠組みから少しだけ自由になり、自分の人生に手を伸ばす様は清々しい。
 が、本作はいわゆる女性の連帯につながるわけではない。3人が物理的にお互いのことを全く知らないというのも一因なのだが、3人が置かれている社会背景、経済状況がかなり異なる。3人とも自分の人生を掴もうとする点では共通しているが、ジュリアのビジネス、またサラのある決意は、スミタのような境遇の人達を搾取する行為と言えるだろう。需要と供給といえばそれまでかもしれないが、その不均等が気になるといわゆる「いい話」とは読めなくなってくる。3人が持つ苦しみが同じものとは言えないし、持っている選択肢の数が全然違う。階層の違いという部分で越えられない溝を感じた。

三つ編み
レティシア コロンバニ
早川書房
2019-04-26


リラとわたし (ナポリの物語(1))
Elena Ferrante
早川書房
2017-07-06








『森の中に埋めた』

ネレ・ノイハウス著、酒寄進一訳
 キャンプ場でキャンピングトレーラーが爆発し、男性の焼死体が発見された。刑事オリヴァーとピアは捜査を開始するが、トレーラーの持ち主はオリヴァーの知人の母親だった。更に余命僅かだった彼女が何者かに絞殺される。更に殺人事件が起きるが、関係者はオリヴァーの知り合いばかりだった。オリヴァーは少年時代の忌まわしい事件を思い出す。
 オリヴァー&ピアシリーズの新作だが、多分今までで一番ボリュームがある。そして登場人物一覧が長い!更に各一族の家系図付き!人が多いよ!読んでいる間もこの人だれだっけ?と何度も確認しなおしてしまった。今回の事件は、オリヴァーが幼いころから暮らしてきたルッペルツハイン村の人間関係に深く根差し、オリヴァーは子供時代からの知り合いたちとの記憶に苦しむ。幼馴染という言葉だと何となく微笑ましいし、幼いころからの友人というとちょっと憧れる向きもあるだろう。でも実際のところ幼馴染なんてろくなもんじゃないぞ!子供の頃の人間関係を引きずるのは最悪だぞ!という割と身もふたもない話だ。そして相互監視状態にあり人間関係のしがらみがきつい村社会の怖さをひしひしと感じた。
 事件の発端は極めて利己的かつ対して思慮深くもない行動なのに、ここまで事態がこじれてしまった、誰も彼も巻き込まれてしまったという所は悪夢的でもあるが、人間のしょうもなさが露呈しているということでもある。また親の身勝手の犠牲になる子供たちが複数登場するが、本作を貫いているのは大人の利己心だ。


生者と死者に告ぐ (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス
東京創元社
2019-10-30



『湖の男』

アーナルデュル・インドリダソン著、柳沢由美子訳
 アイスランドのクレイヴァルヴァトゥン湖で、白骨が発見された。頭蓋骨には穴が空いており、ソ連製の盗聴器が体に結びつけられていたことから、他殺と判断された。レイキャヴィク警察犯罪捜査官のエーレンデュルは、部下のエリンボルク、シグルデュル=オーリと共に捜査を開始する。聞き込みの結果、農業機械のセールスマンが恋人を残し消息を絶った事件が浮上した。
 失踪した恋人を待ち続ける女性に、エーレンデュルはあなたは彼について何を知っているんだと問う。しかし何をもって知っていると言えるのだろうか。本作では様々な形で、あの人は何者だったのか・あの人を知っていたと言えるのかというモチーフが繰り返される。冷戦下の東ドイツにおけるエピソードでは正に、その人が見せようとしている面しか知りようがないという状況が続く。知らなかったことが悲劇を深めるのだ。
 とは言え、恋人を待ち続ける女性に、あなたは彼のことを知らなかったのだとは言えないのがエーレンデュルの慎み深い所だろう。エーレンデュル自身、疎遠だった息子、娘の知らなかった一面を知ることになる。知っている気になっていたのは彼の怠慢、というと手厳しすぎるかもしれないが、無関心だったからだ。あの女性とは違い、彼は知ろうとすることすら放棄していたのだから。
 エーレンデュルが弟に対して抱き続ける自責の念は以前解けていないし、子供たちとの不和も継続している。父親としてやり直すなどそうそうできないのだ。また今回はシグルデュル=オーリに父親との確執がある様子、またある事故の遺族からの電話に悩まされ続けている様が描かれる。人間の造形の奥行、白でも黒でもない様が渋い。シグルデュル=オーリと家族の関係については今後のシリーズ作品でも言及ありそうな予感。

湖の男 エーレンデュル捜査官シリーズ (創元推理文庫)
アーナルデュル・インドリダソン
東京創元社
2020-03-19


厳寒の町 エーレンデュル捜査官シリーズ
アーナルデュル・インドリダソン
東京創元社
2019-08-22




『ミドルマーチ3』

ジョージ・エリオット著、廣野由美子訳
 カソーボンの妻ドロシアと、カソーボンの伯母の孫であるウィル・ラディスローは惹かれあっているが、お互いに気持ちを確認することはできず、カソーボンの死と彼の遺言がきっかけで仲を引き裂かれる。ウィルはミドルマーチを去ることにするが、銀行家バルストロードから意外な事実を知らされる。一方、ヴィンシー家の長男フレッドは地所管理人ケイレブ・ガースの元で働き始め、ガース家の長女メアリとの結婚を望む。またリドゲイト医師と妻ロザモンドの間には借金問題が立ちはだかる。
 イギリスの地方都市に暮らす人々を描く群像劇だが、徐々にドロシア&ウィル、フレッド&メアリ、リドゲイド&ロザモンドという3組のカップルが軸となってきた。そしてそれぞれの人間性がよりくっきりしてくる。初登場時と比べると大分変化もしてきた。ドロシアの思い込みの激しさや視野の狭さは薄れ、より精神性の高い、献身的な人物になっていく。お金にだらしなく頼りなかったフレッドはようやく手に職をつけようとするが、父親の望む社会的地位からは降りることになってしまう。リドゲイドとロザモンドは育ちの良さから来るやりくりへの無頓着さが表面化していく。この作品、一貫してお金の問題が扱われているな…。お金がないのは辛い、「世間並」にこだわるのならなおさら、というわけだ。リドゲイドもロザモンドもお金に困ったことがない人で、自分の収入と支出のバランスをわかっていない、わかっていても快適さを優先させちゃうんだよね…。
 人間のみっともない部分や姑息な部分を克明に描くので、なかなか辛い。滑稽さもあるのだが、人間て本当に意志の弱い生き物だなと実感させられるのだ。弱さのあり方が時代を越えている。

ミドルマーチ 3 (光文社古典新訳文庫)
ジョージ・エリオット
光文社
2020-07-08


ミドルマーチ2 (光文社古典新訳文庫)
エリオット,ジョージ
光文社
2019-11-08



『もう終わりにしよう』

イアン・リード著、坂本あおい訳
 わたしは付き合ってそれほど経っていないジェイクと、彼の両親が住む農場へ向かっている。しかしわたしは2人の関係は終わりにしたいと彼に言い出せずにいた。わたしの携帯電話には正体不明の男からの着信が入り続けている。男は「答えを出すべき問いは、ただひとつ」というメッセージを残していた。
 多分、読み始めから読者が想像する話とは大分違う方向にぶん投げられていくのでは。帯の文句「ひとりより、ふたり。そのはずだった」という言葉の意味はそういうことだったのか…。これは出版社が上手いことやったなー。思わせぶりな対話パートも読み終わるとそういうふうに活きてくるのか!と納得。逆に言うと、読んでいる間はどういう活かされ方をするのか今一つわからない(というよりもそういうわからせ方は狙っていない)作品ではある。冒頭から不穏ではあるのだが、不穏さの種類がいつのまにか変わってしまうのだ。予備知識ないまま読むことをお勧めする。
 家族であっても恋人であっても他人は他人で、実際の所相手が何を考えているのか、何者なのかは完全にはわからない。しかし、しかし「それ」であってもそんなにもわからないのかという(ネタバレになるので、歯に物が挟まったような言い方になっていますが)寂寥感が漂う。読む人によってはなんだよこれ!とか笑っちゃったりするかもしれないオチだけど…。


13のショック (異色作家短篇集)
リチャード マシスン
早川書房
2005-11T


『ミドルマーチ2』

ジョージ・エリオット著、廣野由美子訳
 ミドルマーチ市長の息子フレッド・ヴィンシーは、金策に失敗し借金返済の目論見も外れ、思いを寄せるメアリがいるガース家に迷惑をかけてしまう。そのメアリは資産家の叔父フェザストーン老人の遺言を巡る騒動に巻き込まれてしまう。一方、エドワードとドロシアのカソーボン夫妻の夫婦生活にも危機が訪れる。
 エドワードとドロシアは、双方が相手の中に見たいものを見て勢いで結婚したという向きが強かったので、まあそうなるよね…という展開なのだが、2人の食い違いや、お互いへの期待が時に的外れであるという部分の描写がなかなかエグい。また、フレッドの金銭面のだらしなさや生活の計画性のなさ、見込みの甘さなど、結構容赦のない造形だ。人間の至らなさやかっこ悪さにフォーカスした群像劇とも言える。時にコミカルですらあるのだ。人間の営み、感情のあり方は100年200年くらいでは(本作の冒頭は1829年が舞台)変わらないものだとつくづく思うし、それを克明に写し取り構成したエリオットの眼と筆力はさすが。なお、メアリが仕事に出なくてすむことなり本人も家族もほっとするというくだりがあり、女性が働くというのはあまりいいイメージではない(働く=生活に困って致し方なく)んだなとはっとしたし、そういう時代とは言え悲しくなった。働く女性はいたものの、女性の自立までまだまだ道のりが遠い時代だったのだ。

ミドルマーチ2 (光文社古典新訳文庫)
エリオット,ジョージ
光文社
2019-11-08


ミドルマーチ1 (光文社古典新訳文庫)
エリオット,ジョージ
光文社
2019-01-08


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