『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』、『X-MEN:フューチャー&パスト』に続く、X-MEN前日譚シリーズ3作目。人類の文明発祥より以前から存在し、神として世界を支配していたものの、人間によってピラミッドの中に閉じ込められたミュータント・アポカリプス(オスカー・アイザック)。数千年の眠りから目覚めた彼は、世界に新たな秩序をもたらし支配する為、人類文明の一掃を計画する。彼の存在に気付いたプロフェッサーXことチャールズ・エブゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)とミスティークことレイブン(ジェニファー・ローレンス)は計画阻止に立ち上がる。一方、普通の人間として家庭を築いていたマグニートーことエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)を悲劇が襲う。監督はブライアン・シンガー。まず最初に気付いたのが、私は未だにマイケル・ファスベンダーの顔を認識できていない!散々見ているはずなのに毎回初めて見る人のような気がする・・・なぜだ・・・。
私はX-MENシリーズの最初の2作くらいは結構好きなのだが、以降、特にファースト・ジェネレーション以降はいまひとつ乗れず、世間ではこんなにきゃあきゃあ盛り上がっているのに何か悔しい!ともやもやしていた。今回こそこの波に乗れるか、と思っていたけどやっぱり駄目だった。無念である。ファースト・ジェンレーションは学園ドラマのノリが苦手、フューチャー&パストは歴史改変SFとしていじりすぎ(そもそも映画のX-MENシリーズ自体、キャラクターの方向性や設定等微妙にずれこんできているので)・ストーリー盛りすぎで胃もたれ感が否めなかった。今回は、ストーリー自体はフューチャー&パストに比べるとシンプルになったが、全体的に(今までもだけど)長すぎ・間延びしすぎな気がして飽きてしまった。
また、ファースト・ジェネレーション以降はチャールズとエリックの関係が物語のキモになるが、関係性自体は早い段階で固まってしまっているので、以降は物語の駆動力としては弱い。毎回、えーまたこれを繰り返すの・・・という気分になった。だって若い頃から晩年まで距離感ほぼ変化ないもんな!チャールズとエリックのキャラクターに愛着がないと見る側のモチベーション維持できない気がする。私はどちらもあんまり好きじゃないんですよ・・・(特にチャールズ。こいつエリックより全然性質悪い・・・)。
唯一フックになっていたのは、レイブン=ミスティーク。チャールズともエリックとも共に歩めない彼女は、単独で虐げられているミュータントを助けていた。ミュータントの間では英雄扱いだが、自身ではそれを否定する。そんな彼女が、若い世代の為にあえて英雄であることを引き受けようとしていく。おそらくリーダーや教育者は柄でもない彼女が、腹をくくっていく様がいい。これは演じたローレンスの力が大きいのだと思う。その時々の感情の揺らぎがわかるのだ。
私はX-MENシリーズの最初の2作くらいは結構好きなのだが、以降、特にファースト・ジェネレーション以降はいまひとつ乗れず、世間ではこんなにきゃあきゃあ盛り上がっているのに何か悔しい!ともやもやしていた。今回こそこの波に乗れるか、と思っていたけどやっぱり駄目だった。無念である。ファースト・ジェンレーションは学園ドラマのノリが苦手、フューチャー&パストは歴史改変SFとしていじりすぎ(そもそも映画のX-MENシリーズ自体、キャラクターの方向性や設定等微妙にずれこんできているので)・ストーリー盛りすぎで胃もたれ感が否めなかった。今回は、ストーリー自体はフューチャー&パストに比べるとシンプルになったが、全体的に(今までもだけど)長すぎ・間延びしすぎな気がして飽きてしまった。
また、ファースト・ジェネレーション以降はチャールズとエリックの関係が物語のキモになるが、関係性自体は早い段階で固まってしまっているので、以降は物語の駆動力としては弱い。毎回、えーまたこれを繰り返すの・・・という気分になった。だって若い頃から晩年まで距離感ほぼ変化ないもんな!チャールズとエリックのキャラクターに愛着がないと見る側のモチベーション維持できない気がする。私はどちらもあんまり好きじゃないんですよ・・・(特にチャールズ。こいつエリックより全然性質悪い・・・)。
唯一フックになっていたのは、レイブン=ミスティーク。チャールズともエリックとも共に歩めない彼女は、単独で虐げられているミュータントを助けていた。ミュータントの間では英雄扱いだが、自身ではそれを否定する。そんな彼女が、若い世代の為にあえて英雄であることを引き受けようとしていく。おそらくリーダーや教育者は柄でもない彼女が、腹をくくっていく様がいい。これは演じたローレンスの力が大きいのだと思う。その時々の感情の揺らぎがわかるのだ。