腕利き殺し屋のジミー・ボノモ(シルベスター・スタローン)は、ある仕事の後、何者かに相棒を殺された。復讐に燃える彼は、事件を追う若い刑事、テイラー(サン・カン)と協力することに。ジミーが殺したターゲットの男は、テイラーの元同僚の刑事で、汚職により退職したのだ。事件を追う2人はある陰謀に巻き込まれていく。監督はウォルター・ヒル。
冒頭のクレジット部分だけで、これは自分の好きなタイプの映画だなとわくわくしてきたのだが、期待は裏切られなかった。すごくおもしろい・出来がいいというのではなく、いい塩梅に気軽に見られるあっさり風味がいい。一応アクション映画ではあるが、スピーディ・スタイリッシュなアクションではなく、動きはもったりと、ドタドタした印象を受ける。体の重さ、重力を感じるアクションシーンだ。こういうのが好きなんだよなー。ストーリー自体も決して派手ではなくスケールもそう大きくはない。そのスケール感に、アクションの地味さが丁度良く合っていたと思う。
警察のデータベースが万能すぎないか(前科者について調べるなら案外あんなものかもしれないけど)、皆の勘が良すぎないかという気はするが、話がさくさく進んで気分がいい。短絡的というよりも、必要な部分だけ見せてあとは省略するという手際の良さを感じた。キャラクターについても必要以上のキャラ付けはせず、過剰なサービスはせず、必要な部分だけ見せている。贅肉がない娯楽映画という感じだった。
ジミーもテイラーも、共闘はするものの、自分はそもそも犯罪者である/警察官であるという部分はブレない。自分の分をわきまえている、自分自身を知っているところがいい。ジミーは自分を正当化したりしないし、テイラーも甘ちゃん扱いされても正義の存在を信じている。それを踏まえた上で、ジミーがテイラーに対して気持ち保護者っぽくなる感じにぐっときた。
それにしてもここ数年でのスタローンの巻き返しぶりはどうしたことか・・・。体のキレがいいとは言えないが、却って老兵ぽさが醸し出されていい味になっている。共演のサン・カンも、青二才ぽくもある若々しさがよかった。キャスティングに華やかさはないが、脇役も皆いい面構えの人たちだったと思う。
冒頭のクレジット部分だけで、これは自分の好きなタイプの映画だなとわくわくしてきたのだが、期待は裏切られなかった。すごくおもしろい・出来がいいというのではなく、いい塩梅に気軽に見られるあっさり風味がいい。一応アクション映画ではあるが、スピーディ・スタイリッシュなアクションではなく、動きはもったりと、ドタドタした印象を受ける。体の重さ、重力を感じるアクションシーンだ。こういうのが好きなんだよなー。ストーリー自体も決して派手ではなくスケールもそう大きくはない。そのスケール感に、アクションの地味さが丁度良く合っていたと思う。
警察のデータベースが万能すぎないか(前科者について調べるなら案外あんなものかもしれないけど)、皆の勘が良すぎないかという気はするが、話がさくさく進んで気分がいい。短絡的というよりも、必要な部分だけ見せてあとは省略するという手際の良さを感じた。キャラクターについても必要以上のキャラ付けはせず、過剰なサービスはせず、必要な部分だけ見せている。贅肉がない娯楽映画という感じだった。
ジミーもテイラーも、共闘はするものの、自分はそもそも犯罪者である/警察官であるという部分はブレない。自分の分をわきまえている、自分自身を知っているところがいい。ジミーは自分を正当化したりしないし、テイラーも甘ちゃん扱いされても正義の存在を信じている。それを踏まえた上で、ジミーがテイラーに対して気持ち保護者っぽくなる感じにぐっときた。
それにしてもここ数年でのスタローンの巻き返しぶりはどうしたことか・・・。体のキレがいいとは言えないが、却って老兵ぽさが醸し出されていい味になっている。共演のサン・カンも、青二才ぽくもある若々しさがよかった。キャスティングに華やかさはないが、脇役も皆いい面構えの人たちだったと思う。