「紀伊国屋書店レーベルを讃える」特集上映で鑑賞。1964年製作のジャン=リュック・ゴダール監督・脚本作品。冬のパリ、フランツ(サミー・フレイ)とアルチュール(クロード・ブラッスール)は、英語学校の生徒でフランツの同級生オディール(アンナ・カリーナ)から、オディールが同居している叔母の屋敷に、大金が隠してあると聞き出す。2人はオディールを巻き込んで泥棒の計画を立てるが、フランツはオディールに片思い、当のオディールはアルチュールに惹かれていた。
名シーン満載の有名作品。カフェで踊るシーンや、ルーブル美術館を疾走するシーンなど、見ているとふわーと幸福感が沸いてくるのはなぜなんだろう。主演の3人、特にアンナ・カリーナのキュートさが破格ということもある。女の子としての振る舞いは無邪気にひどいが・・・。フランツのタバコは「吸わないわ」と受け取らないのにアルチュールが勧めるとあっさり受け取るのとか、お前露骨すぎだろ!と。何ですかそのあからさまな選別は。それともそういうのが女子度が高いということなんですかどうなんですか。
で、幸せな気持ちになるシーンはあるのだが、それと同時にゴダール先生は、今となってはイラっとしかしないネタも投入してくださる。自分の名前「ジャン=リュック・“シネマ”・ゴダール」と表記するのはやめてください!若気の至りとはいえ恥ずかしくて死にそうになります!あと「ヌーベルバーグ」という名前の店の看板わざわざ出したり、これみよがしすぎる。無邪気といえば無邪気なのかもしれないが、当時はともかく今これやったら単なるイタい人だと思う。このネタににっこりできる人だけにボールを投げていると思えばいいのか。
英語学校で、「古典は現代に通じる」とばかりに「ロミオとジュリエット」の英訳をさせる(フランス語訳された英語作品を再英語訳するというややこしさ)のがおかしい。少なくとも日常生活の役にはたたなさそうな授業だ・・・。ヌーベルバーグと呼ばれたゴダールがいわゆる古典映画をおちょくっているのだろうが、今とはなってはゴダールが古典になっちゃったなぁ。
名シーン満載の有名作品。カフェで踊るシーンや、ルーブル美術館を疾走するシーンなど、見ているとふわーと幸福感が沸いてくるのはなぜなんだろう。主演の3人、特にアンナ・カリーナのキュートさが破格ということもある。女の子としての振る舞いは無邪気にひどいが・・・。フランツのタバコは「吸わないわ」と受け取らないのにアルチュールが勧めるとあっさり受け取るのとか、お前露骨すぎだろ!と。何ですかそのあからさまな選別は。それともそういうのが女子度が高いということなんですかどうなんですか。
で、幸せな気持ちになるシーンはあるのだが、それと同時にゴダール先生は、今となってはイラっとしかしないネタも投入してくださる。自分の名前「ジャン=リュック・“シネマ”・ゴダール」と表記するのはやめてください!若気の至りとはいえ恥ずかしくて死にそうになります!あと「ヌーベルバーグ」という名前の店の看板わざわざ出したり、これみよがしすぎる。無邪気といえば無邪気なのかもしれないが、当時はともかく今これやったら単なるイタい人だと思う。このネタににっこりできる人だけにボールを投げていると思えばいいのか。
英語学校で、「古典は現代に通じる」とばかりに「ロミオとジュリエット」の英訳をさせる(フランス語訳された英語作品を再英語訳するというややこしさ)のがおかしい。少なくとも日常生活の役にはたたなさそうな授業だ・・・。ヌーベルバーグと呼ばれたゴダールがいわゆる古典映画をおちょくっているのだろうが、今とはなってはゴダールが古典になっちゃったなぁ。