アリス・カイパース著、八木明子訳
産婦人科医の母親と15歳の娘とがやりとりしたメモのみで構成された小説。買い物リストや学校のテスト、おこづかい、ちょっとした諍いのやりとりに混じって、母親が病に冒されたことがわかってくる。メモのみという縛りがあるので、出せる情報量が限られているのだが、よく工夫してあるなと思った。メモに残されていない部分で何がおこり、どういうやりとりがされたのかという流れが想像できる。しかし、やはりものたりない(読み足りない)。とにかく文章量が少ないので、あっという間に読み終わっちゃうんだもんなー。もっとも、母親と娘の間のイライラ感や、ちょっとした食い違いでケンカに発展する危うさは上手くとらえられていてニヤリ(いやヒヤリかも)とした。母親が発病してからの流れが急展開すぎるのがちょっと気になる。
産婦人科医の母親と15歳の娘とがやりとりしたメモのみで構成された小説。買い物リストや学校のテスト、おこづかい、ちょっとした諍いのやりとりに混じって、母親が病に冒されたことがわかってくる。メモのみという縛りがあるので、出せる情報量が限られているのだが、よく工夫してあるなと思った。メモに残されていない部分で何がおこり、どういうやりとりがされたのかという流れが想像できる。しかし、やはりものたりない(読み足りない)。とにかく文章量が少ないので、あっという間に読み終わっちゃうんだもんなー。もっとも、母親と娘の間のイライラ感や、ちょっとした食い違いでケンカに発展する危うさは上手くとらえられていてニヤリ(いやヒヤリかも)とした。母親が発病してからの流れが急展開すぎるのがちょっと気になる。