国際機密組織チャーリー・タウンゼント社は通称エンジェルと呼ばれる女性エージェントを育成し、世界中で隠密に活動している。巨大企業に勤めるプログラマーのエレーナ(ナオミ・スコット)は、自分が開発した新エネルギー源“カリスト”を、会社が兵器として軍事利用しようとしていることに気付き、エンジェルに告発し助けを求める。2人のエンジェル、潜入捜査を得意とするサビーナ(クリステン・スチュワート)と元IM6で武器と格闘に長けたジェーン(エラ・バリンスカ)は、命を狙われるエレーナを守りながら調査を進める。監督はエリザベス・バンクス。
 正直な所、決してストーリーの出来がいい映画というわけではない。カリストの性能や性質の設定がだいぶ曖昧でそもそもどういうものなのか微妙だし(軍事利用するよりも普通にエネルギーとして販売する方が格段に儲かりそうなんだよね…独占できるわけじゃん…)、あの人もこの人もやることが大雑把。また、アクションシーンの見せ方があまりうまくない所は非常に残念。アクション設計自体はいいのだが、カットのつなぎ方がいまいち効果的ではないという印象。動きが細切れになってしまうのが勿体ない。やはり一連の流れを体全体の動きがわかるように見たい。
 とは言え、エンジェルたちはかっこよくチャーミングで、彼女らの活躍を見ているだけで楽しい。華やかかつセクシーな恰好もするが、「女性だから」「女性らしさが」といった見せ方にはあまりなっていない印象になっているところがいい。どんな格好にせよ、当人が好き自分の為にやっている感じなのだ。実はあからさまにセクシーだったり男性ウケがよさそうな恰好は、あまりしていないんだよな。
 サビーナとジェーンの不器用な歩み寄りがチャーミング。お互いに仕事で組んで間もなく、お互いのことをよく知っているわけではない。でも「友達ができた」と言えるようになったところにぐっときた。またボスレー(エリザベス・バンクス)の「映画好きなのよ!」という主張もかわいい。本作、実はボスレー、つまりかつてのエンジェルたちが主役といってもいいくらいなのでは。だとしたら先代エンジェルについての言及がないのはちょっと寂しい。いろいろ事情があるのだろうが出てほしかったなー。

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