ピーター・バラカン著
 ジョン・レノン、スティーヴィー・ワンダー、ビリー・ホリデイ、ジョーニ・ミチェルらの名曲の中でも、特にメッセージ性の強い曲を取り上げ、ブロードキャスターである著者が翻訳し英語表現について解説した1冊。ディスクガイドや日常英会話表現、英語の発音についてのミニコラムも収録。
 聴いたことのある名曲が多く収録されているのだが、恥ずかしながら歌詞もちゃんと知っているかというとよくわかっていなかった。ジョン・レノンのアルバム「Plastic Ono Band」は歌詞が生々しすぎて当時は積極的に聞けなかったと著者は書いているのだが、「労働者階級の英雄」の歌詞、確かに強烈だもんな・・・。心に刺さりすぎて泣いてしまう。その歌詞が書かれた社会的背景や、著者のパーソナルな体験も交えて解説されており、音楽エッセイとしての面白さがある。
 歌詞における英語表現について丁寧な説明がされているので、英語に弱い私でも大丈夫だった。書き下ろしではなく語り下ろしなので、ラジオを聴いているような親しみやすさ。

ロックの英詞を読む──世界を変える歌
ピーター・バラカン
集英社インターナショナル
2016-05-26


ロックの英詞を読む ―Rock Between The Lines
ピーター・バラカン
集英社インターナショナル
2003-10-03