公安局ビルに一台の車両が突入する事件が発生。運転手は青森にある潜在犯隔離施設「サンクチュアリ」の心理カウンセラー・夜坂泉(弓場沙織)だった。取り調べを待たず異例の即時送還が決まったことに、公安局刑事課の監察官・霜月美佳(佐倉綾音)は疑問を持つ。霜月と執行官・宜野座伸元(野島健児)は夜坂の送還の為、青森へと向かう。監督は塩谷直義。
 「シビュラシステム」に管理された未来の日本を舞台としたSFアニメーションシリーズの、スピンオフ的作品。作中の時系列は『劇場版PSYCHO-PASS』の後にあたる。TVシリーズの頃と比べると、各キャラクターが大分大人になっているというか、言動が落ち着いてきて安定感があった。情緒不安定ではない!皆大きくなって・・・!それぞれ、自分がシュビラシステムとどのように向き合うかという納得が既に得られて腰が据わったからか。
 霜月はシュビラシステムの正しさを信じているが、TVシリーズ時よりも視野は広がっている。システムである以上エラーは出る、そのエラーは人間の倫理で是正していくものだという地点に至ったように思う。相変わらずイキってはいるが、イキりに根拠が出てきた感じ。また、彼女をサポートする宜野座も大分余裕が出たというか丸くなったというか、何か色々感慨深い。
 今回、宜野座のアクションが一つの見せ場になっており、アクションの組み立てが面白かった。特にヘリコプターを使った演出は、なるほどその手があったか!と新鮮。また、宜野座が義手になった時点で、一度こういう演出をやってみたいだろうなーと予想はしていたが、やはり。こういう演出を好むのって悪趣味とも思われるだろうけど、やっぱり見ると嬉しくなっちゃうんだよな・・・。
なお、青森で何か作業をしている、という時点でもしかしてあのネタか、と予想はつくと思うのだが、最近だとあまりそういうイメージないのかな?