ロナルド・A・ノックス、アントニイ・バークリー他著、北原尚彦訳
コナン・ドイルが生み出した、世界一有名な探偵シャーロック・ホームズ。誕生から現在に至るまで約130年間、様々な作家による新たなホームズ物語が生み出されてきた。その中からホームズ研究者でもある訳者の選出による、名品から珍品まで収録したアンソロジー。
大御所ではA・A・ミルンやロス・マクドナルド(まだロスマクが学生だった頃の作品なんだとか。流石に他愛ないです)、アントニー・バークリーら。そしてホームズ研究家やパスティーシュ作家らの作品を収録しておりバラエティに富んでいる。作品の傾向により5部構成になっており、色々な味わいのもが楽しめる。一口にパロディ、パスティーシュと言っても、あたかもコナン・ドイルが書いたようなトーンに合わせているものもあるし、名前や舞台をもじったパロディ、全くのギャグに寄せてきたナンセンスものなど、幅が広い。とは言え、すごく面白いかというと正直そうでもないんだよな・・・。原典を読んだ記憶がかなり薄れているというのもあるし、作品が経年に耐えきれなかったというのもあるだろう。私がそこまでコアなホームズファンではないというのが一番大きいんだろうけど。第5部「異色篇」収録作品が比較的面白く感じられたのも、そういう理由なんだろう。
コナン・ドイルが生み出した、世界一有名な探偵シャーロック・ホームズ。誕生から現在に至るまで約130年間、様々な作家による新たなホームズ物語が生み出されてきた。その中からホームズ研究者でもある訳者の選出による、名品から珍品まで収録したアンソロジー。
大御所ではA・A・ミルンやロス・マクドナルド(まだロスマクが学生だった頃の作品なんだとか。流石に他愛ないです)、アントニー・バークリーら。そしてホームズ研究家やパスティーシュ作家らの作品を収録しておりバラエティに富んでいる。作品の傾向により5部構成になっており、色々な味わいのもが楽しめる。一口にパロディ、パスティーシュと言っても、あたかもコナン・ドイルが書いたようなトーンに合わせているものもあるし、名前や舞台をもじったパロディ、全くのギャグに寄せてきたナンセンスものなど、幅が広い。とは言え、すごく面白いかというと正直そうでもないんだよな・・・。原典を読んだ記憶がかなり薄れているというのもあるし、作品が経年に耐えきれなかったというのもあるだろう。私がそこまでコアなホームズファンではないというのが一番大きいんだろうけど。第5部「異色篇」収録作品が比較的面白く感じられたのも、そういう理由なんだろう。