宇宙へと去ったオプティマス・プライムは故郷のサイバトロン星で、創造主と呼ばれる存在と遭遇。創造主は地球を侵略しサイバトロン星を再生しようとしていた。地球ではオートボット達は人類の敵とみなされ、彼らをかばったことでお尋ね者となったイェーガー(マーク・ウォールバーグ)は、オートボットのバンブルビーらと身を隠していた。彼らの前にオプティマスが姿を現すが、彼は人類と敵対し、地球に隠されたタリスマンを奪おうとしていた。監督はマイケル・ベイ。
 IMAX3Dで鑑賞。本作のIMAX3Dはベイ監督が自信を持っているだけのことはあって、確かにクオリティが高い。特に後半、奥行き、高低が強調されるシーンが増えるとそれがよくわかる。むしろ、そこのみが見所と言ってもいいくらいなんだけど・・・。正直、お話は(毎度のことだが)そんなに面白いわけではない。
このシリーズ、作品数を重ねるにつれ、唐突に新しい設定をぶち込んでくるのだが、今回はそれが特に顕著。導入部分はいきなり中世イギリスのアーサー王伝説から始まり、これ本当にトランスフォーマー?という感じ。マーリンの杖がオートボットの遺産だった!オートボットと協力する秘密結社があった!という設定なのだが、何だか段々、当初の設定からずれてきているような・・・。そんな秘密結社があったならシリーズ前作までの話、大分違うものになってきそうなんだけど・・・。
 ドラマとしては人間パートが大分退屈だった。このシリーズにドラマの面白さはそんなに期待していないのだが、毎度のことながらエピソードが団子状にだらだら続く感じで緩急に乏しい。映像としては見所はたくさんあるのだが、その映像に寄り添う物語には無頓着。また、とってつけたようなセリフやシチュエーション、特に男女のやりとりのずさんさが気になった。まあ、ベイ監督作品にそういう部分のクオリティは期待していないですが・・・。
 ドラマは平坦だが、映像に関しては毎回ちゃんとアップデートされており、ベイ監督の勤勉さがうかがえる。オートボットの見せ方、見得の切らせ方が毎回上手くなっているんだよなー。今回も、オートボットのファンならここを見たいであろう、変身時の可動部分をしっかり見せてくれるし、スローモーションの使い方もやたらめったら使うのではなくここぞという所で使っている(まあムダに使っている部分もあるが)。今回はバンブルビーに新機能が加わり、「組み立てていく」感を更に味わえる。

トランスフォーマー/ロストエイジ [Blu-ray]

マーク・ウォールバーグ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2015-06-10