エンドアの戦いから約30年後、銀河帝国の残党は「ファースト・オーダー」という組織を作り、再び銀河を制圧しようとしていた。レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)はレジスタンスを結成し、新共和国の支援を受けながらファースト・オーダーに対抗するべく、姿を消した最後のジュダイ、ルーク・スカイウォーカーを探していた。そんな折、レジスタンスのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)は砂漠の惑星ジャクーでファースト・オーダーに捕まる。彼が連れていたドロイドBB-8はジャクーの少女レイ(デイジー・リドリー)に助けられる。一方、ファースト・オーダーのストーム・トルーパの1人フィン(ジョン・ボイエガ)はジャクーでの殺戮を目の当たりにし自分たちの存在に疑問を持つ。フィンはボーを助け脱走するが、機体が攻撃されジャクーに不時着する。監督はJ.J.エイブラムス。
 スター・ウォーズシリーズ全体としてはエピソード7。ルークたちの戦いの「その後」ということになる。私は一応全作品見ているがスター・ウォーズのファンというほどではないし、知識も乏しく、正直エピソード4、5、6あたりはかなり記憶が曖昧。そういう立ち位置の自分が見ても、本作は楽しめた。事前知識全くなくても一応大丈夫だと思う。ただ、すごく面白いかというと、やっぱりファンでない人には厳しいんじゃないかなと思う。ファン向けに盛り込まれた諸々のファービス、小ネタはわからないし、次作を見ざるを得ない終わり方なのも正直厳しい。スター・ウォーズはやはり、なにはなくともスター・ウォーズの新作が出たらチェックするという人に向けて作られているんだろうなぁ。
 とは言え、旧作の世界観を引き継ぎつつ(作中テクノロジーの進み具体が、「あの当時のSF」感強くてなるほどなーと)、現代的な味もあって面白い。特に、ストーム・トルーパーだった人が主人公格の1人というのは新鮮味があった。私はストーム・トルーパーに個別差はない(個人としての人格は薄い)んだと思い込んでいたもので、フィンという「中の人」が登場してちょっとびっくり。しかも何かイイ奴!今のところそんなにかっこいい見せ場がないのだが、いい「普通の男子」感があって微笑ましい。ストーム・トルーパーも人それぞれ、そりゃあ戦闘に不向きな性格の人もいるかーという妙な納得感もある。
 そして、中心的な主人公であろうレイもいいキャラクター。スター・ウォーズシリーズ内で初めて、私にとっては好ましい女性キャラクターが登場した。女性ではあるが、キャラクター付けがあまり「女性」性に頼っておらずニュートラル。自分のことは自分でてきぱきやっていくので見ていてイライラしない。フィンとの関係も、いきなりロマンスが生まれたりしないし何だったら男女逆でも同性同士でも成立しそうなところがいい(フィンの方はレイを気にしているがレイはそうでもない)。そもそもこの2人、今までまともな友人いなかったんじゃないかなというところも含め。