佐藤泰志著
明言化できないいら立ちを抱えながらも、日常を生きようとする青年と家族を描いた連作集。一部は、同棲する男女が結婚し、やがて子供ができ、子供が成長していく連作。二部は、一部の変奏曲とも言える、様々な男女と家族の姿。どちらも、主人公が自分の中に暴力的な衝動を抱えつつ、それと折り合いをつけようとする姿が共通している。一部の主人公は、どうも妻子と暮らす中でアルコール依存症となり、一度は別居もしていたらしいことが窺える。なんとか関係を維持するものの、日々の生活が幸福だとは明言できない。それでも、美しく輝く瞬間はあるのだ。そこを目印にハードルを越えていく人たちの姿は、かっこよくはないが、はっとさせられる。

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