若い頃にプロボクサーとして競い合ったヘンリー・“レイザー”・シャープ(シルベスター・スタローン)とビリー・“ザ・キッド”・マクドネン。1勝1敗の対戦成績で、ファンの盛り上がりも最高潮に達した第3戦の前夜、シャープは突然引退発表し、第3戦は幻となった。その後30年。若いプロモーターから幻の第3戦の決着をつけないかというオファーが舞い込む。ギャラのために渋々引き受けるビリーだったが。監督はピーター・シーガル。
 『ロッキー』のシルベスター・スタローンと『レイジング・ブル』のロバート・デニーロが今になってまさかの対戦!という、往年のファン向けのお祭り的な企画。それほど期待はしていなかったが、案外楽しめた。なお『レイジング・ブル』も『ロッキー』も見たことなくても大丈夫。
 割と荒っぽいというか、雑(笑)なストーリーの組み立て方で、シャープとマクドネンが会う度にどつき合いになるというくだりも、ギャグにしてはもたもたしていて笑えない。プロモーターのチャラも取ってつけたようなチャラさで、この人違うジャンルの映画から来たみたいだなと思ってしまった。今時の映画でこんな黒人キャラなかなかいないと思う(笑)。
 また、キム・ベイシンガー演じるシャープの元恋人の造形や、シャープとの関係の見せ方が大雑把なように思った。これだったら別に出てこなくてもなぁ・・・。せっかくベイシンガーが演じているのに勿体無い。場をかき乱す為だけに投入されていて、彼女がどういう人でどういう人生を送ってきたのかという部分が、あまり見えないのだ。
 それでも、主演2人に華があるせいか、徐々に盛り上がってくる。デ・ニーロってやっぱりスターなんだなと実感した。一見、スタローン演じるシャープの方がボクシングに思い残しやわだかまりが強い風だが、実は金も名声も手に入れて安泰の老後を送っているマクドネンの方が、ボクシングから離れられない、何かとボクシングを天秤にかけることができない人だということが露になるシーンでは、ちょっとぐっときた。

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