コミコン帰りアメリカ西部のUFOスポット巡りを満喫中のイギリス人、グレアム(サイモン・ペッグ)とクライブ(ニック・フロスト)は、ポールと名乗る宇宙人に遭遇。故郷へ帰る為に有る場所に行きたいから、車に乗せていけというのだ。謎の組織に追われつつ目的地へ急ぐ一行だが。監督はグレッグ・モットーラ。主演のサイモン・ペッグとニック・フロストが脚本を書いている。
すごく楽しかった!客席がどっかんどっかん沸いていて、劇場全体に一体感あってよかったなぁ。SFネタが満載なので、SFに造詣がある人の方がより楽しめるんだろうけど、そんなに詳しくない私でも十分に楽しい。ベースにあるのロードムービー、そして友情物語の骨組みがしっかりしているからか。
人間たちが地球においては異邦人である宇宙人と旅する、という話だが、人間コンビはイギリス人で、舞台となるアメリカではアウェイ。むしろ宇宙人であるポールの方がアメリカナイズされていて地元民のようだ。異邦人としての立場が逆転している。更に、一緒に旅をするようになる人たちは、この社会の中では少数派で、世間からはハミ出し者扱いされそうだ。異邦人たちが、それぞれの立場を越えて友情をはぐくんでいく姿が、少年漫画的に熱い。グレアムとクライブの、友達以上恋人未満(笑)な絆にもぐっときた。自分がのけものっぽくされてスネるところとかは、仲のいい友人同士では結構よくあるシチュエーションなんじゃないかと思う。
旅の過程でグレアムとクライブに絡んでくる男たちがいるが、オタクの敵はマッチョというのは、万国共通なんだと再確認。お互い全く相容れそうな気がしない。また、エイリアンの敵はFBIより何よりキリスト原理主義者というのには笑った。アメイジング・グレイス歌うのか!ただ、進化論を教えることを禁じている学校もあるとは聞くし、こちらが思うほど突飛でもないんだろうなぁ。