犯行場所に花の絵が残されるという連続殺人事件が起きた。サイボーグ部隊WTOCのイプシロン(鳥海浩輔)は事件に興味を持ち、独自に捜査を進めていた。一方、クオン(神谷浩史)も“能力者”が事件に絡んでいるのではと考える。その頃クオンに助けられた少女キリ(早見沙織)は、花壇を踏み荒らす少年カオルを見かけて気にかけていた。シリーズ第2作。監督は飯田馬之介。
 第1章ではアクションの華やかさで魅せたが、今回は内面のドラマに比重が寄っているように思った。クオンたちは異能者の子供を保護し育てている。それは彼らが迫害されないようにという意図なのだが、保護された異能力者の子供達の間でも、必ずしもお互いに共感があるわけではなく、差別や無理解が存在している。そんなにつっこんだ描写ではないのだが、さもありなん、という感じ。こういう描写があると、クオンの「全員守りたい」という指針はあまりにも困難だし、いかにもきれいごとに見える。その困難さを無理に乗り切ろうとするクオンの危うさも垣間見える回だった。傷がすぐに回復していく様をいちいち見せるのもエグい。
 花をモチーフにしたクリーチャーデザインが、それほど捻っているわけではないが怖い。花は小さいからかわいくきれいなのであって、そもそもの形はグロテスクなのかもしれないと実感した。特に蘭科の花は、巨大化すると生殖器官であることがあからさまになりすぎて怖い!
 ちなみに作中、中野サンプラザに似た建物が出てくるのだが、あの周辺をモデルにしているのだろうか。