有栖川有栖著
ミステリ作家である著者による、本格ミステリに関する評論や新人賞の選評、エッセイ、はては著者が学生時代に書いた直筆原稿(この頃から既に江神シリーズ。しかしよく公開に踏み切ったと思う。本人相当恥ずかしいのでは)等をまとめたもの。くくりは「本格ミステリ」。ややファンアイテム的な1冊ではあるのだが、「本格ミステリは楽しい!」という信念に貫かれているところに非常に好感を持った。何かちょっと、胸を打たれるものがありましたね・・・。諸々の文章を読んでいると、著者は案外精神的にタフな人なのかもしれないなとも思った。というかタフでないと、枷の多いジャンル内であれだけ安定生産できないよな・・・。また新人賞の選評が結構辛らつなのが意外(笑)。
ミステリ作家である著者による、本格ミステリに関する評論や新人賞の選評、エッセイ、はては著者が学生時代に書いた直筆原稿(この頃から既に江神シリーズ。しかしよく公開に踏み切ったと思う。本人相当恥ずかしいのでは)等をまとめたもの。くくりは「本格ミステリ」。ややファンアイテム的な1冊ではあるのだが、「本格ミステリは楽しい!」という信念に貫かれているところに非常に好感を持った。何かちょっと、胸を打たれるものがありましたね・・・。諸々の文章を読んでいると、著者は案外精神的にタフな人なのかもしれないなとも思った。というかタフでないと、枷の多いジャンル内であれだけ安定生産できないよな・・・。また新人賞の選評が結構辛らつなのが意外(笑)。
>案外精神的にタフな人なのかも
思った!思いました私も。それも柔軟性のあるタフさ。以前から、この人はどうして上から目線の教条主義っぽくならないんだろうと思っていたのですが、こういうタフさがあるからこそ「~道」的鎧がいらないのかもと思いました。
へろへろな状態の時に読んだのですが、なんか励まされてるような気がしました(笑)
辛辣な選評…愛のムチ素敵でしたね。こういう人にこういう叱られ方すると応えるだろうなぁとか。(いやべつに羨ましいってわけでは^^)