淀川長治、杉浦孝昭共著
わたし、おすぎの本名はじめて知りました・・・。おすぎにとって淀川氏は「淀川の母」なのだそうだ。なるほど納得。題名のとおり、淀川とおすぎによる映画対談集だが、歯に衣着せない2人のやりとりが、対象となった映画を自分が好きか嫌いかとは関係なく楽しい。自分にとって見たことがない映画ばかりだったので勉強になった。なにより、2人とも心底映画好きだということがよくわかる。淀川はどんな映画でも褒めるだけの人ではけっしてなかったし、おすぎは配給会社のオーダー通りに映画を褒めるだけの人ではけっしてない。2人とも、方向はちょっと違うけれど、すごく苛烈な部分があることが垣間見える。また、2人の映画の好みの差異が面白かった。淀川の方が唯美的なものへの親和性が高く、おすぎの方が、案外ロジカルな見方をしているような気がする。ただし、おすぎはブラッド・ピット好きすぎ!さわぎすぎ!どこの女子ですか!