ブライアン・マギロウェイ著、長野きよみ訳
南北アイルランドの国境で、裸の少女の死体が発見された。南側の刑事デヴリンは捜査を開始する。アイルランドの警察機構がどうなっているのか(南北間は思っていたほど険悪ではないみたい)という部分が垣間見られて面白かった。さて主人公デヴリンは中年男性で愛する妻子がいる。しかし再会した昔の彼女に明らかにコケにされている(過去にも相当コケにされている。というか遊ばれただけなんじゃないのかそれは・・・)のに未練タラタラで、そんなに忘れられないものか?!プライドと自制心をもって!その他でもデヴリンは誘惑に弱すぎるしいまいちどんくさいしで、大丈夫かこいつとイライラした。