吉田修一著
2LDKのマンションをルームシェアしている4人の男女。他人ではないが友人でもない。薄い付き合い故に楽で、相手の本当の姿を知らないことで却ってお互いに優しい関係を作れる。だって他人の本当の姿なんてわからない。皆、この場にあった自分を演じているだけで、むしろこのくらいの関係の方が心地良い・・・と思いきや全部このラストの為の伏線かよ!本当の姿は誰も分からない・誰も見せないってこのことなの!川上弘美の解説(文庫版)にあるように、再読するとさらに怖いかも。いやー上手いな。人間のグレー(ブラック寄り)な部分をすごくよく観察していると思う。