北アイルランド映画祭で鑑賞。アルスター地方の詩と文学に対するオマージュ的なドキュメンタリー。シェームス・ヒーリーやトム・ポーリンなど、現代の詩人、文学者による作品の朗読やインタビューに、過去のアイルランドの映像を織り交ぜて構成されている。
 日本で言ったらNHKぽい雰囲気(ETV特集とか)。アイルランドの文学の一端に触れることはできるが、詩の翻訳の難しさを痛感する作品でもある。多分、英語圏の人が受ける印象とは全然違う印象を受けているんだろうなーと思ってしまうのだ。また、アイルランドの歴史をある程度知っていないと、詩の意味やなぜその部分が抜粋されたのか分からないので、ある程度知識のある人が見た方がより味わえるだろう。私はちょっと退屈してしまいました。アイルランド文学を勉強している人にとっては、一つの資料となりそうだが。