畑村洋太郎著
 子供の頃から算数・数学が苦手で、今でも数に弱すぎ仕事に支障を来すもので、泣く泣く本書を読んでみた。・・・あれ?結構面白い・・・。著者によれば、難しい計算ができることよりも、「おおよそどれくらいあるか」という見当がつくようになることのほうが、数に強くなる上では大事らしい。食事の時間から逆算して段取りよくご飯を作る、というのも「数がわかる」ということなんだそうだ。そのくらいなら私にもできるわ、とほっとしたものの、読んでいくうちにだんだんわからなくなってきました(笑)。数に強くなるためというより、苦手意識を薄めるための本か。ところどころに、すべっているのかいないのかわからない変なユーモアがある。「ローストビーフ」て。