よしながふみ他
 漫画家のよしながふみが、やまだないと、福田里香、三浦しをん、こだか和麻、羽海野チカ、志村貴子、萩尾望都と対談した対談集。よしながふみのマンガは、とても面白いとは思うのだが、すごく愛着があるかどうかというと、理に勝ちすぎている(というかきちんとしすぎている)ところがあっていまひとつ愛着持てずにいる。しかしこんな対談読んだら、よしながのことを好きになってしまいそうではないですか!少女マンガややおい論はもちろん、仕事すること(特に女性が)についてううむと考えさせられた。よしながは、両親に女性が自立して生きていくには手に職をつけて経済力を付けなければだめと言われていたそうで、若いころから将来の生活について真剣に考えていたそうだ。私の親はお金と仕事のこととか、実社会における女性の不自由さとかを全く口にしなかったので(子供にお金の話をするべきではないと考えていた節はあるが、それ以上に親自身もあまり金や仕事に興味なかったらしい)、そういうことにはどうも疎くて、今だにフワフワしている。何か叱られちゃった感じ・・・。仕事という面で面白かったのは、こだか和麻との対談。いやーこだか先生プロだわ!すげー!ほんと頭下がります。あと、本人も「キモい」言ってますが、羽海野との対談は双方テンション高すぎてちょっとこわいことになっている。なんだその「運命の人に巡り合っちゃいました」状態は。基本的にどの対談でも、よしなががリードしている。頭の良い人であるという以上に、語り好きなんだろうなこの人(笑)。なお、対談相手が全員女性なのにもかかわらず表紙はイケメン2人というところに、よしながの業・・・じゃなくてサービス精神が垣間見える。