築山節著
 本来は物忘れをしやすくなったり、思考力が衰え始めたと感じている中高年向けのタイトルなのだろうが、脳の働きの仕組みという面からは、いろいろと興味深かった。日々の習慣として、脳が衰えにくい生活にしましょうという話なので、若い人が読んでももちろん良いと思う。脳も臓器である異常、適度な栄養・休養・運動(脳の運動ということではなく、体全体を使ったいわゆる「運動」ということ)が必要というのは、案外忘れがちだと思う。しかし、この本に照らし合わせてみると、私は結構脳が老化しにくい生活をしているはずなのだが、何で記憶力が悪くて整理整頓ができないのでしょうか。