故郷のイーストブルーが何者かからの襲撃を受けたと知った、ルフィ(田中真弓)率いる麦わら海賊団。イーストブルーへ戻ろうとした折、伝説の海賊・金獅子のシキ(竹中直人)率いる空飛ぶ海賊船と出会う。ナミ(岡村明美)の航海士としての能力に目をつけたシキは彼女を拉致、ルフィたちを船ごと空に浮かぶ島へ振り落とす。その島には、独自の進化を遂げた凶暴な動物たちが生息していた。原作はいわずとしれた大ヒット漫画。監督は、TVシリーズ監督でもある境宗久。
劇場作品としては10作目という節目の作品ということで、今回は原作者である尾田栄一郎が、キャラクターデザイン、コスチュームデザイン、ストーリー原案等で深く関わっている。その為か、今までの劇場作品の中で一番、原作漫画のテイストが強い。デザイン面はもちろんだが、各キャラクターの言動やギャグの入れ方(シキ一味がいちいちギャグをはさんでくるのとか)がもろに原作漫画。原作ファンには非常にうれしい作品だと思う。漫画のワンピースが動いている!と言っていいくらいで感慨深い。コスチュームが一新されている(最後に通常デザインにもどっているあたりが細かい)、スーツ姿での討ち入りなど、趣味色が濃くでている美味しさもあった。特に麦わら海賊団の銃撃戦はレア。多分原作でもアニメーションでも初めてではないか。
ただ、あまりに原作に近くて、映画作品としてこれでいいのか?とも思った。映画作品としてリリースする以上、映画ならではのワンピースを見てみたいと思ってしまうのは、私がワンピースファンである以上に映画ファンであるからかもしれないが・・・。個人的に劇場版ワンピースで一番面白いと思った作品は、細田守監督の『オマツリ男爵と秘密の島』なのだが、それはこの作品が原作(とTVアニメ)のワンピースの世界から半歩はみ出しているからだ。そのせいで原作ファンにはすこぶる不評だったらしいが、どうせ映画でやるならこれくらい独自性を出してくれ、という気持ちがどこかにある。
とはいっても、原作知らずに見に来る客がまずいないと思われるシリーズなので、そういう要求は酷か。本作も、映画として独立はしているが、原作を読んでいる(ないしはTVアニメを見ている)ことが一応前提にある。今までの劇場版の中では最も作画にも脚本にも恵まれているし、まずは満足。なんだかんだ言って既に2回見てるしな私。ただ、「恵まれている」とはいっても今までとの比較の上でなので、本当は毎回これくらいの水準であげてほしいというのが正直なところ。
ちなみに、ルフィのアクション作画がいいのは当然なのだが、今回サンジの作画が妙にいい。表情にしろアクションにしろ、優遇されている気がする(ゾロと比較するとよくわかります)。スタッフの中にファンがいると見た。あとルフィがナミを肩車しているのは、さらっとやっているけど冷静に考えるとすごくエロいと思いました。
劇場作品としては10作目という節目の作品ということで、今回は原作者である尾田栄一郎が、キャラクターデザイン、コスチュームデザイン、ストーリー原案等で深く関わっている。その為か、今までの劇場作品の中で一番、原作漫画のテイストが強い。デザイン面はもちろんだが、各キャラクターの言動やギャグの入れ方(シキ一味がいちいちギャグをはさんでくるのとか)がもろに原作漫画。原作ファンには非常にうれしい作品だと思う。漫画のワンピースが動いている!と言っていいくらいで感慨深い。コスチュームが一新されている(最後に通常デザインにもどっているあたりが細かい)、スーツ姿での討ち入りなど、趣味色が濃くでている美味しさもあった。特に麦わら海賊団の銃撃戦はレア。多分原作でもアニメーションでも初めてではないか。
ただ、あまりに原作に近くて、映画作品としてこれでいいのか?とも思った。映画作品としてリリースする以上、映画ならではのワンピースを見てみたいと思ってしまうのは、私がワンピースファンである以上に映画ファンであるからかもしれないが・・・。個人的に劇場版ワンピースで一番面白いと思った作品は、細田守監督の『オマツリ男爵と秘密の島』なのだが、それはこの作品が原作(とTVアニメ)のワンピースの世界から半歩はみ出しているからだ。そのせいで原作ファンにはすこぶる不評だったらしいが、どうせ映画でやるならこれくらい独自性を出してくれ、という気持ちがどこかにある。
とはいっても、原作知らずに見に来る客がまずいないと思われるシリーズなので、そういう要求は酷か。本作も、映画として独立はしているが、原作を読んでいる(ないしはTVアニメを見ている)ことが一応前提にある。今までの劇場版の中では最も作画にも脚本にも恵まれているし、まずは満足。なんだかんだ言って既に2回見てるしな私。ただ、「恵まれている」とはいっても今までとの比較の上でなので、本当は毎回これくらいの水準であげてほしいというのが正直なところ。
ちなみに、ルフィのアクション作画がいいのは当然なのだが、今回サンジの作画が妙にいい。表情にしろアクションにしろ、優遇されている気がする(ゾロと比較するとよくわかります)。スタッフの中にファンがいると見た。あとルフィがナミを肩車しているのは、さらっとやっているけど冷静に考えるとすごくエロいと思いました。